「ネット環境浄化」→言論規制

【北京10日時事】中国の大手ニュースサイト新浪網、捜狐網など14のサイトは9日、全国のインターネット業界に対し、ポルノや違法な言論の追放による「ネットの環境浄化」を呼び掛ける声明を公表した。中国の党、政府は青少年への影響が大きいネットへの規制を強め、特定の言葉を対象にした検閲などを実施している。大手サイトが連合して健全化を求める声明を出すのは異例で、業界による自主規制も強まることを示している。
呼び掛けは「社会の道徳と中華民族の美徳に反する不良情報を断固として拒もう」として、不健全なサイトの接続や検索、ポルノや暴力的なゲームの提供、反体制的主張などを指すとみられる「違法、低俗な言論」の転載をしないよう求めた。さらに、「自覚的に管理を受け入れ、社会の監督を歓迎する」と強調している。
中国のネット監視機関にこれまでに通報された「違法、不良情報」は延べ約26万件。うち66%をポルノが占める一方、「党、政府機関への攻撃」が5.3%、「邪教の宣伝」も3.2%に達している。

「邪教の宣伝」って、法輪功(ボソっ