国有株放出→株式投信へ。

22日付の中国紙・北京晩報(13面)によると、中国証券登録決算公司の統計で、人民元建A株の保有者数が1月〜12月19日で280万8700人増加し、年内に300万人に達する見込みであることが分かった。A株市場は急成長を続けており、上海・深川証券取引所に上場する企業の発行株式の時価総額は8兆元を突破。過去2カ月連続で韓国などを抜き、世界第1位の新興市場となった。(12/28時事)

A株の急成長の原因は、株式投信の活況にある。国有株放出→株式投信へという流れに乗っかって、うまく個人投資家を取り込んだような気がする。まあ経済成長とリンクしていなかった今までの株式市場の低迷に問題があったわけだが、不動産に傾斜しすぎていた資金流入を迂回させる意味ではある程度有効とは思う。まあ日本のように証券会社が投信を組んで、ゴミ株クズ株の捨て場としていたのと状況が同じなのか違うのか(中国の投信は銀行系、生保系がほとんど)、そこのあたりはよくわからん。