「ハンバーグサンド」の思い出。

小学校のとき、喘息発作がひどく減感作療法を受けるために週一度の割合で東京女子医大まで通っていた。あのころ、子供運賃とはいえ国電・バスを乗り継ぎ往復240円、さらに診療代まで払えばかなりの額になったのだが、それだけ実家にまだ余裕があった頃なのか。
半年か一年に一度、アレルゲン検査があり、そのときは母親が随行し終日検査を受ける。昼食はだいたい病院の弁当で済ますのが常だったが、ごく稀に「ふじ」という洋食屋に連れて行ってくれることがあった。そこで食べたハンバーグサンドのおいしかったこと。
社会人になってから、折を見て何度か行ったのだが、中国駐在となるとなかなか行く機会もなく、いつ逝くことができるかわかったものではない。ああそう、当時はフジテレビの社屋があったから結構混んでいましたが、今はさほど混んでもないのかも。