「焦化厰」の死。

「焦化厰」といえば「コークス」工場のこと。石炭を蒸焼にして作るコークスは、製鉄業において欠かせないもので、石炭のあるところにはコークスあり、というくらいで、当然「蒸機」も欠かせない。
江蘇省鎮江市には、江蘇船山集団で石灰石貨物を牽く建設型蒸機が見られたが、実はここにも焦化厰があって、そこに上游形蒸機があるというので、一度だけ見に行ったことがある。昼休みで、蒸気は動いてなかったが。
その後は、同好の士が同地に進撃かまして、いろいろあったりと話は聞いたわけだが、このたびこの工場が閉鎖になり、線路も撤去され、蒸機は解体という景気の悪い話を聞いてしまった。山東省充州西から分岐する焦化厰も廃止になった*1との噂もあり、また全国各地に乱立する焦化厰の整理に動いているのかな、という感も受ける。
オチはない。

*1:2007年9月来訪時は動いていた。廃止ではない。