大学生もカード地獄、2割が「返済困難」

北京市内の大学に通う若者100人を対象にクレジットカードの利用状況を調査した結果、約2割の学生が「クレジットカードでよく買い物するが、期限までに返済できない」ことが分かった。各金融機関では、潜在的なカード消費者を「育成」するべく、先を争うように大学生向けクレジットカードを発行。回答者のうち、カードを所有している学生は41人に上った。中国でもクレジットカード所有の低年齢化が進んでおり、周囲の大人たちからはこの現象を危ぶむ声が上がっているようだ。26 日付法制晩報が伝えた。同紙が北京大学、中国メディア大学、中国人民大学の学生計100人にインタビューした結果、クレジットカード所有率は北京大で50%、人民大で45%、メディア大で30%に上った。借りたお金は何に使っているのだろう?学生の90%以上は「お金が足りない時の緊急措置」だと答えている。といっても、生活費に困っている様子ではなく、洋服やMP3、MP4といった「ぜいたく品」の購入に充てるのだとか。北京大に通う呉さん(仮名)はブラックリストに載ってしまった。「これからの生活や信用に影響するのが不安。でも学生だし、収入がないから返すのは無理」と嘆いている。(6/27NNA)

破産法も整備されていないこの国で、借金することが危険だとは考えないのだろうか。
「若年層相手にカードを作らせて、親から回収」というのが日本の銀行が考えたビジネスモデルだったが、速攻で破綻。中国もまたこれで不良債権をこさえてくれるか。