胡主席が「八栄八恥」提唱

【北京9日時事】9日付の共産党機関紙・人民日報など中国各紙は、胡錦濤国家主席共産党総書記)が4日に「人民に奉仕するのは『栄』、人民に背くのは『恥』」をはじめとする「8栄8恥」を提唱した講話について、「重要な意義がある」と報じた。特に腐敗の深刻な幹部と、党離れが進む青少年に向けられたもので、胡指導部が党存続への危機感を強める中で、国民モラルキャンペーンとして展開されそうだ。
「8栄」は「祖国熱愛、人民奉仕、科学崇拝、勤勉労働、団結互助、誠実信頼、法規順守、刻苦奮闘」を、「8恥」は「祖国危害、人民背離、無知蒙昧、安逸無労働、自分勝手、利益優先、違法乱規、贅沢三昧」を示す。胡主席は、4日に全国政治協商会議(政協)の分科会討論に参加。この中で「社会モラルは社会文明程度の重要な指標であり、経済社会の順調な発展にも必要だ」と強調。「われわれの社会主義では、是非、善悪、美と醜悪の境界線は絶対にあいまいにできず、何を堅持し、何に反対し、何を提唱し、何を抑制するか、鮮明にしなければならない」として「8栄8恥」に言及した。
人民日報は、北京市社会科学院研究員による「青年の中に人民奉仕を名誉なこととする考え方を植え付ける必要がある」との解説を掲載。胡主席自らがわざわざ16もの基準を明確に示さなければならないほど、中国国民のモラル荒廃への危機感が強まっている表れと言えそうだ。

「荒廃」ではありません。「元からない」の間違いですな。それで世界に恥を晒した李肇星外相は引退するのでつか?