青年団機関紙批判(「氷点週刊」停刊)

【北京18日時事】中国の共産主義青年団(共青団)機関紙・中国青年報の付属週刊紙「氷点週刊」が停刊処分に追い込まれたのを受け、青年報の記者らからも、停刊を批判し、氷点週刊の編集方針を支持する声が上がっていることが18日分かった。複数の消息筋が明らかにした。氷点週刊が16日に更迭された李大同編集長に代わり、青年報常務副編集長の陳小川副社長を兼務させることも判明した。今回の処分は氷点週刊に掲載された歴史教科書に関する論文が政府見解と食い違っていたことが契機。停刊後、共産党元幹部や学者らがインターネットを通じて胡錦濤指導部あてに「言論や報道の自由を奪った」との共同声明を相次いで発表するなど、抗議の動きが広がっている。
複数の消息筋によれば、中国青年報内では更迭処分の決定前から、停刊を批判する記者らの社内メールが相次いでいるという。李前編集長は17日、中国青年報党組織による16日の更迭処分を受け、「いかなる強権も中国を含む人類社会が渇望する自由を抹殺できない。『氷点』は倒れず、無罪であり、再生する」と記した抗議声明を発表した。処分によると党組織は氷点週刊に対し、「(3月1日までの)停刊整理期間中に経験や教訓を総括し、刊行方針を正し、職務責任を履行し、1週間以内に党組織などに整理状況を報告しなければならない」と指示した。

これってまさか江沢民胡錦涛との権力争いの余波?