薬価改革、日本を参考に=衛生省幹部ら4月視察

【北京29日時事】中国の衛生省、国家発展改革委員会、労働社会保障省の幹部や担当者ら計7〜8人が4月3日から日本を訪問することが29日分かった。中国では薬価や医療費の高額化に国民の不満が高まっており、訪日団は厚生労働省や業界団体・日本製薬工業協会(製薬協)などと意見交換するほか、国立病院を視察。医療・薬価改革の実現に向けて日本の実例を参考にする考えだ。日中関係筋が明らかにした。訪日団トップは、衛生省の趙自林・規画財務局長。約5日間にわたり滞在し、日本の先進的な医療機器の実情なども研究する。中国側は日本の医薬分業や診療報酬、医療保険などの制度にも関心を持っているという。
中国では先の全国人民代表大会*1温家宝首相が「『看病難、看病貴』(高額の医療費などで、病気になっても治療を受けられない)問題を解決する」と強調。「医薬費用の抑制」などを目標に掲げた。中国では、黒竜江省ハルビン医科大学付属第2病院で治療を受けた後に死亡した老人の遺族が67日間の入院費と医薬費として550万元(約8000万円)を請求され、昨秋以降、国民の大きな関心を集めた。民衆の49.8%は病気になっても診察を受けられず、農村人口の79.1%は医療保障も受けられないのが実情だ。

日本以上に医療制度が腐っている中国、どこまで堕ちていくか見物ですな。

*1:全人代=国会ではない