館員自殺は平行線・局長級協議

【北京9日時事】日中両国政府は9日、東シナ海のガス田開発や日中関係をめぐり北京の中国外務省で局長級による非公式協議を開催した。この中で中国側は、昨秋のガス田協議で日本側が提案した日中中間線の両側を対象とする共同開発案の受け入れに難色を示した上で、次回協議で共同開発実現に向けた「建設的な考え方」を新たに提案すると明らかにした。一方、2004年に起こった上海の日本総領事館員自殺問題に関しても協議したが、日本側は「厳重抗議」を表明し、「真相究明」を求めるなど、双方が主張を述べ合い、平行線に終わった。
ガス田問題について、双方は早急な解決の必要性で一致し、次回の公式協議を中国の春節連休前後の1月末か2月前半に北京で行う方向で調整することを確認した。中国は、日本が排他的経済水域(EEZ)の境界線と主張する日中中間線付近で春暁(日本名・白樺)などのガス田開発を継続。中国側は「争いのない海域だ」などと日中中間線を受け入れない立場を改めて主張し、同中間線をまたぐ海域で共同開発するという日本提案には「問題がある」と指摘した。日本側は中国に情報提供を再び要求した。
この日の協議では、中国側が日中関係に関する議論で、日本国内で高まる「中国脅威論」に神経質になる場面があった。小泉純一郎首相の靖国神社参拝も非難したが、日本側は「日本が一方的に悪いという主張は受け入れられず、中国も反省すべきだ」と反論。日本側は途絶えている日中外相会談などの開催を提案し、双方で今後協議することを確認した。協議には、日本から佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長と小平信因資源エネルギー庁長官、中国からは崔天凱外務省アジア局長が出席した。

これがいわゆる「日本のメディアはなぜ、中国のマイナスばかり報じるのか。日本も中国と同様にメディアに指導したらどうか」という迷言のことだったのですな。いえ記者クラブ制度を通じて十分指導していると思われ。かなり焦っているようですな、中共幾ら馬鹿でもそういう発言をしたことが世界に流れれば「やっぱり中国は非民主主義国家である」という印象を植え付ける以外の効果はもたらさないのだが。日本のメディアの問題はとりあえず措く。