上海巴士、「交通渋滞の元」批判に2階建てバス廃止

26日付の中国英字紙シャンハイ・デーリー(A6面)によると、上海の目抜き通り、淮海路を走る2階建てバスが2005年いっぱいでなくなる見通しだ。普通のバスの2倍近い乗客を乗せられるものの、その背の高さが原因で、街路樹やトロリーバスの架線などを避けるよう車線を変更しながら走るため「交通渋滞の元」と批判されていることが理由という。廃止対象*1は上海巴士公司が運行する「911」号線*2。1993年に導入され、市民や観光客に親しまれていた。同紙は、上海巴士が他路線の2階建てバスも廃止するかどうかについては言及していない。(時事)

逆に車輌を増やすほうが交通渋滞の元となるのだが。ちなみに淮海路にはトロリーバスは走っていないし、架線を避けなければならないほど車高が高いわけでもない。それにしてもいったい911路にはどんな車輌を持ってくるのか。他路線でも使わなくなった非空調車ばかりが集結すればそれはそれで見物なのだが。

*1:「置換対象」の誤り。路線は残る

*2:老西門〜上海動物園〜万科城市花園