ずいぶん微妙な路線に走らせるものだ。

上海市で今年8月から、路線バスに新型の燃料電池車が投入されることが分かった。まずは10台が825番線に導入される予定という。
同市では現在、11番線に燃料電池車が導入されているが、途中で充電が必要なことから乗客が待たされるケースも多く、市民の間には改善を求める声も出ていた。今回導入される新型車両では電池の容量を拡大し、1回の充電で100〜300キロメートル、ほぼ1日分の運行が可能となっている。来年からは他の路線にも導入していく計画という。(6/12NNA)

11路はいくら環状路線とはいえ、道路も狭く、常に混みあっている状況の上、充電を通常の運転中にしなければならないのでは、運行効率が上がるはずがない。しかし、825路というのも、また微妙だ。全線が地鉄2号線とかぶる上に、運行会社も別。*1充電設備は、静安寺近辺に残る、元21路の架線を転用するのだろうが、どうなることやら。

*1:11路=上海巴士電車、825路=上海大衆二汽