「低俗番組」っていったい。

先週末に決勝が行われたオーディション型歌番組「超級女声」。女性限定の「スター誕生」で、普通の女の子にアイドルへの道が開かれたと、若者の間で人気を集めた。地方予選から数カ月にわたるマラソン放送で、差し詰め「歌の甲子園」といったところ。視聴者のショートメールにより勝敗が決まり、優勝した成都出身の李宇春さんは352万通を獲得した。予選参加のための無断欠席が数万人に上ったとして社会問題化した。メディア論では、社会科学院など北京の学識経験者らが低俗番組と決めつけ批判。制作・放送した湖南テレビや華南の雑誌などは庶民派スターの誕生を手放しで評価した。ここでも見える締めつけの中央と、開放の地方の構図。中央テレビの春節特番を超えたとされる視聴率がすべてを物語る。(NNA)

確かこれのスポンサーは「蒙牛」ではなかったか。TVCMで見た記憶がある。いやTVCMで歌っている女の子はこの出身だったのかも。しかし「低俗番組」ですか。ずいぶん懐かしい響きだ。
少し真面目に考察すると、無断欠席など社会問題化*1するほどにこうしたものが受けるのは、国内特に内陸部における閉塞感の高まりともいえるし、もうひとつの考えとして、中国国内出身のアイドル育成*2への方針転換だとか、色々書こうと思えば書けるのだが、それだけでは少々面白みに欠けようというもの。

*1:いやショートメール352万通というのもどうかと思いますが

*2:今までは香港・台湾出身者に依存する面が大きかった