本日のお題「馬鹿は死んでも治らない」。

いや今朝の朝礼がツッコミどころのかたまりで。
どの面下げて定時前にもっと早く出てこいと抜かせるのだろうか。だいたい肝心なときにいないのも、意思決定させる説得力がないのも、いつもアンタが張本人。たぶん脳内ではバリバリ働いているつもりになっているところが救えない。
さらに「自分の考えを持って説明する」のが大事だと言っておきながら、最終的には「役員の考え方次第」。アンタそれ自分の考えないやんw(ないのわかっているので想定内)

夕方近くになって、またアホがつまらん業務を振りおって、結局自分で数値を作れないから丸投げといういつものパターンなので、1時間程度で作ったさ。どうせオマエら検証すらでけんやろが(あとで細かいミスには気づいたがこいつら気づいてない)。速攻で試算できたのも過去にそういう事例をやって それをフォーマット化しておいたのだ。だからすぐ思い出して応用ができる。そういう試算すらできない「クレクレ君」だから検証もできず、数値を持ってノコノコと役員室に乗り込んでボコボコにされることが多々ある。それでも「納得いかねえな」(それはアンタの思い込みやろ)と言わせながらも数値を示して押し切るのがわたし、数値を示せずにボコボコにのされるのが上司という名の屑2匹。

走り書きの一端(使えない)

満州国と日中貿易」
端的にいえば、高崎達之助と寥承志のLT貿易につながるのだが、それ以外にも友好商社など日中貿易関係者に満州時代からかかわってきた人間がいないかということで、東亞同文学院出身者が商社に流れたのは有名ではある。ただし、これも新味には乏しいので、むしろ自分が取り組んでいるアプローチのほうが正解かもしれない。様々な数値・根拠資料を組み合わせて検証を行うのがわたしの得意分野であり、この見立てに大きなブレはない(と考えている)。また、軽薄な「ノンフィクション」にする意味はない。せいぜい職位を辿って来歴を明らかにする程度はやってみるが、これをやるなら「戦後日中(鉄鋼・鉄道車輌部品)貿易史」にしたほうが面白い。

「戦後日中貿易史」(特定分野のみ)

「中国貨車論叢II」で一部手がけた「国交樹立前の中国向鉄道車輌輸出史」の延長線。
「森製作所の機関車たち」名取紀之で、戦後中国向けに輸出されたとされるDLは「神戸の商社経由」で引合があったとされているが、実は「神戸」に本店を置く「友好商社」というのも数が多くて判断が難しい。「兼松江商」になる以前の「兼松」なら確かに本店所在地は神戸なのだが、上海見本展に出展したのかどうか(そもそも大手商社本体がこの時期日中貿易には噛んでいないはず)、時期の特定に苦慮する。
あと「LT貿易」と「友好商社貿易」が別物ということはわかった。前者は指定品目の枠があるが、後者はそういうものがなく任意。1965年度から突発的に開始された鉄道部品の輸出契約は、広州交易会で引き合いがあったものを友好商社経由で輸出したことに相違はないはずだが、的をどこに絞り込むかが問題となる。

【第一案】
鉄道部品の輸出品目に絞る方法。1958年と1971年の輸組会員加盟社から取扱品目を類推する方法があり、これは「II」である程度推論は立てているものの、加盟社の社史はおろか白書類にも具体的な記述がないことで、もう少し違う手法が取れないか検討の余地がある。

【第二案】
二つ目は、とある日中貿易専門商社に的を絞る手法である。鉄道部品輸出に直接関連はしないのだが、当時の対中最大輸出品目であった鉄鋼製品について考えると、中国鉄鋼業の構造的な問題から、「特殊鋼」すなわち軸受・軸ばね類が輸出されたという推論には至っているので、それを「鉄道部品」と見るか「鉄鋼製品」と見るかが判断の分かれ目となる。また、当時の鉄鋼業が有した(「鉄は国家なり」的な)ある種の閉鎖性をどうやって打ち破れたのか、それは非常に気になる点である。これほど表舞台に出てこないケースは極めて稀であり、そのきっかけは何か、またその後の各種案件にかかわった契機は何かなど、考えれば考えるほど眠れなくなる。関鍵詞「宝山」「重慶」。現在考えているのは、官報を検索して「数値で読む社史」というアプローチの取り方があるかだが、まずは検索サービスが使いものになるかどうかもわからないので、走ってみて考える側面は多々ある。

森製作所の機関車たち

森製作所の機関車たち

【この項続く】
http://d.hatena.ne.jp/SY1698/20130930

「中国貨車論叢」続編構想などw

C85、あるいは11月の文フリに向けて考えているのが「中国貨車入門」「山東省の前進型蒸機」という少し「薄い本」なのだが、そのついでに「満研」関係で書き溜めた材料が少し溜まってきたのでそれを焼きなおす構想など。仮題「満州国残照」とかええかげんな題名を思いつく。

(1) 満州港湾整備史
(2) 錦州パルプ讃歌
(3) 復州湾の塩田を行く
(4) 少女歌劇と満州
(5) 現在に生きる「満鉄車輌」
(6) あとがきにかえて(著者解題)

前述した「日中友好商社」の研究がどう考えても長期戦になるので、その合間を縫ってちょっとした読み物をまとめていきたい。このうち(1)〜(4)はすでに完成させているが、(5)の文章をどうやってまとめていくか、先週の神がかり的な冴えが戻ってくるにはもう少し時間がかかりそうなので、通勤時間などに断片的なメモを起こしていくしかない。