千里の道も一歩から

ずいぶん前にこんな相談を受けた。

「担当者で育ってきたのに、いきなり判断を求められてもどうすればいいのでしょうか」というから「すぐにできるものではないから、色々調べる姿勢だけ見せればいい」と答えた覚えがある。雛鳥がすぐに飛べるわけではない。飛び方すらわからないのに 飛ぶためにはなにをするか、そのきっかけをつかむように取り組んでみる、それが重要なのだ。

それからだいぶ経ったのだが、時折何か調べては製品規格など教えてくださいという質問があったりする。こないだはKPIに関する部分とか「お勉強してるんです」と話しかけてくる。けっして数値が強いほうではないのはわかっているが、仕事の合間を縫って少しでも調べていくという前向きな姿勢はすばらしい。