通運事業者の定説すらさらに崩す

私鉄統計年報を見てきた。寿都鉄道のクソ決算は言うに及ばず、上武鉄道の決算も見てみたが、意外に内容は悪くなかった。繰越利益金が少ないのは、当時の法人税率の高さと、親会社への配当金吸い上げという要素が大きそうだ。さらに通運事業自体は若干の赤字で、その他兼業で黒字を計上している。まさかこれってスクラップ解体業?となると通運事業者だったという定説すら崩れるのだが、問題は鉄道事業廃業後の固定資産の増加が説明できないこと。不動産業なら廃業時に営業保証金取り戻し公告が出るから判断つくが、それがない。それ以外に固定資産が増える要因がさっぱりわからない