「磐梯急行電鉄」の謎は深まる。

ちょっとだけ 落ち着いたので、少し余録を。
まず「寿都鉄道」「上武鉄道」の2社は登記簿すら取れないので両社とも完全に消滅したといって差し支えない。清算結了できたのかどうか知らんが、「閉鎖事項証明書」が取れない以上は法人格が存在しないことになる。

次に「磐梯急行電鉄」は「磐梯急行ゴルフ」という法人格が存在するがそれと直接関係するかわからないのでまだ登記簿は取っていないが、「磐梯急行電鉄」の現在事項証明書を取ってみたら「設立1984年」「商号変更2002年」というおかしなことになっている。ググればある程度の背景は見えてくるが、共通することは登記簿を取って調べた形跡がないこと。まず、会社更生法申請の事実は官報に残っていないので、銀行取引停止処分による倒産という線が強い。実際、解散公告を出して鉄道財団の廃止が行われている。

http://www42.tok2.com/home/kaidoweb/stop/num09.htm
探偵ファイル」ではそのあたりに触れていない。Wikipediaでも「平成20年の段階ではまだ休眠会社として残っている」のは間違いで、正確には「別の会社をわざわざ名義変更してハコにした」というのが正しい。閉鎖登記簿を取るのにもカネがかかるのでとりあえず暫停。

http://minkabu.jp/community/topic/show/8208
証券コード「1754」ということが判明。株価四季報を探ってもいいかもしれない。ただし損益面しか出てないので、貸借対照表はここではわからない。銀行取引停止というのは間違いないが、前述のとおり会社更生法申請の記述は間違っている。「有価証券報告書」による財務諸表分析が早いのはわかっているが、そこまで取り組むべき内容かどうかは疑問。というのは、つまりは調べるのを躊躇する事象が見えてくるから。*1

ちなみに、同社の本店所在地をストリートビューで見ると、とんでもない場所が出てくる。暇と金があったら、根を詰めて検索してみることだが、あまりにも謎すぎて理解を超越している。

*1:倒産後の事象を官報から検索するとわかる。