「草稿」進捗状況。

余力のあるうちに、手持ちの中で片付けられる対象(発表する機会があるかどうかは未知数)を少しずつ広げていく。今週に方向性を見出したのが「満州の石油精製」で、全体骨格はおおむね問題なし。「精油事業」よりは「石油精製」のほうが題名としてしっくりくる。用語も「頁油岩」に統一し、内容は須永論文「満州の化学工業(下)」を踏まえて、地の文と引用個所をきちんと分けなければならない。戦後中国の部分は事実関係、特に「撫順」に石化プラントを置く必要があったかを押さえる必要がある。
「日本精蝋」については1957年事業概要(パンフレット)に基づきおおむね書けるのだが、業績推移と株式買占(筆頭株主の動向と1990年代に発生した損失の原因)は具体的な根拠を確認したい。近年の業績と特定株主動向は有報でカバー可能。