「買入国債の償還期間」の検証を誰か頼む。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120523-00000030-mai-bus_all

 日銀は23日、金融政策決定会合を開き、資産買い入れを行う基金の規模(70兆円)を現状維持とし、政策金利無担保コール翌日物)は現行の0〜0.1%程度の実質ゼロ金利を据え置くことを全員一致で決めた。ギリシャのユーロ離脱観測など、欧州債務危機の再燃懸念は高まっているものの、当面は、前回会合で決めた追加金融緩和(資産買い入れ基金の5兆円増額)の効果を見極めるべきだと判断した。23日午後、白川方明総裁が記者会見し、政策判断について説明する。
4月27日の前回会合では、景気持ち直しの動きをより確実にするため、国債などを買い入れる「基金」を5兆円増額し計70兆円とする追加の金融緩和を決定。事実上のインフレ目標である「物価上昇率1%」についても、14年度以降「遠からず達する可能性が高い」との認識を示した。前回会合後、ギリシャのユーロ離脱観測の高まりなどを受け、世界的な株安や円高・ユーロ安が進行した。ただ、国内経済は東日本大震災からの復興需要により底堅く推移している。日銀は海外経済について、会合後の発表文で「国際金融資本市場では、欧州債務問題を巡る懸念から神経質な動きがみられ、当面、注意してみていく必要がある」としつつも、国内経済については「なお横ばい圏内にあるが、持ち直しの動きが明確になりつつある」とこれまでの判断を維持し、追加緩和を見送った。【窪田淳】

市場を見守るだけの簡単な仕事ですw
すでに何かを期待すること自体が無駄なのだが(それ自体がかなり絶望的な話だ)、この際検証すべきは日銀が追加緩和を見送ったついでにバランスシートの中身が実質的な「緊縮」になっていないかだろうな。前にどこかで書いたが、買入国債の償還期間が短縮されているとか(名目上「緩和」と言っても、償還期間の短い長期国債を買い入れても何の効果もない)。そのあたりは政治家あるいは経済学者の仕事でしょうから、自分はこっちのほうは暫停。