日本は「借金の山」を抱えているというが...

http://www.chosunonline.com/news/20110220000026

しかし日本は、そう簡単に底が抜ける国ではない。日本の政府・企業・個人が海外に保有している資産から、逆のケースを引いた総資産は、2009年末現在で266兆円。19年連続でトップを占め、2位のドイツの2倍を超えている。ここから日本に流れ込む現金だけでも、年間12兆円ほどになる。1000兆円に迫る長期債務も、その95%を日本の金融機関や日本人が持っており、他国とは事情が異なる。1兆ドル(約82兆円)を超えるドル保有高には言及する必要もない。
リーマン・ショック直後の08年末、韓国政府は日本政府に頼み込み、それまで130億ドル(現在のレートで約1兆686億円、以下同)程度だった通貨スワップ(必要に応じ融通できる資金)の規模を300億ドル(約2兆4660億円)に拡大してもらった。わずか2年前のことだ。見たくないものから目を背けたり、あっさり忘れてしまったりするのは、韓国の姿なのかもしれない。
辛貞録(シン・ジョンロク)東京特派員

海外のほうが案外正鵠を得た記事が流れるということは、よっぽど自国民には見せたくない真実があるということだろうか。国の財務諸表分析をすればすぐわかることなのだが(くどいくらい書く)。特会込みでキャッシュフローが48兆のプラス(2008年度)で、貸借対照表債務超過って、派手に逆粉飾やらかしたなーという結論にしか至らない。
http://d.hatena.ne.jp/SY1698/20100703
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/fs/2011.htm
2009年度の財務諸表分析については、特会なしのもの(一般会計)しか開示されていないので現時点での分析は困難。一般会計だけでは正確な実態を表していないので、特会も揃って開示できるまでかえって出さないほうがましだという結論になる。
まさかその実態を暴かれたから、一般会計・特別会計(I)と連結(III)の公表をやめたんですかw
世の中には財務諸表分析マニア*1という人種が存在するということを、財務省の中の人はご存じなかったんでしょうか? おやだれかきたようだ

*1:ふつうは「仕手株」「クソ株」のようなものを分析してネタにするのだが、「逆粉飾」の事例なんてめったに存在しないので稀少価値なのだよw