「クーデター」を仕掛けるとすれば。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100823/215928/

 財務省C氏 菅直人首相も、仙谷由人官房長官も、政策を運営していく術を考えたとき、我々を使うしかないと自覚したんでしょう。 それにしても、菅さんの「消費税率10%発言」はまずかった。うちの幹部も知らなかったんだって、あのタイミングで打ち上げることを。税の怖さを知らない素人だったということを、世間に示してしまいましたね。

馬鹿と阿呆が閣僚ポストを占めたらどうなるかという、おそらく戦後最悪級の内閣の果てなので、もはや「90日天下」が確定しているからまあ言いたい放題(普通の感覚なら、インタビューなんぞ受けさせませんし、受けた本人を同定してシメ上げるのが会社組織というもの)。

総務省E氏 天下りシステムをはじめ、批判が当たっているところと、全く理不尽な批判とがありますね。はっきりしているのは、我々の世代にはもう天下りなど期待できません。民主党政権天下り斡旋に慎重になったあおりで、年寄りで働かない高給取りが滞留する一方、新規採用を大幅に刈り込むしかない。上はポストを同期で回し、下は入ってこないので、いつまでも雑用ばかり。こんなシステムは変えたほうがいいのですが、所詮、サラリーマンですからね、我々も。指示通りに動くしかない。

財務省C氏  民間のように、ある程度の年次になったら、管理職でいきたいのか、専門職でいきたいのかはっきりできる制度にしてほしいです。そうしないと、転職しようとしても、霞が関のルールしか知らない、市場価値がないただのおっさんになってしまいます。

「さらば、財務省!」で高橋洋一先生(暗黒卿老師)が「キャリアになる人間が天下りなんぞ目的で入るわけがない」と喝破していたのだから、こういう世代をうまく使ってクーデターを煽るのが高等戦術なわけだが、そこまで頭の回る人間がいるはずがない。もっとも、そういう意味では、渡辺喜美氏とて大警戒されるので、旗振り役には不向き。さて、誰がおりますかねぇ。