第二の「桃花台新交通」への道を。

http://facta.co.jp/article/200902058.html
豊田市内のみを走っていれば問題はなかったのだが、財政面での余力の落ちる長久手町をメインに走って、両端部に名古屋・豊田(瀬戸市との端境)という中途半端な線形、なおかつ終点八草駅の何もなさっぷりが(本当に何もないです。駅前にコンビニすらあったかどうか)、ますます混迷を深めそうな気が。
だいたい、この鉄道を建設した目的は「HSST車両の実用化」それだけ。確かにこの手の新交通システムは勾配には強いし、モノレール(特に垂下式)ほど巨大な鋼構造物を必要ともしない、それなりにはメリットもあったのだろうが、何より輸送単位が小さすぎる。かといって満員にすれば「浮き上がらなくて出発できません」という状況になるし、輸送システムとして中途半端。今までは「豊田系のみの好景気」による税収増加で隠れていたから、誰も言わなかっただけで。