長江の北側は「江蘇省」ではない。

中国江蘇省の揚州市人民政府代表団は20日午後、都内のホテルで揚州市における「LED(発光ダイオード)と太陽エネルギーの両産業に対する投資説明会」を開催し、これらの分野で世界の最先端技術を持つ日本企業の進出を強く呼び掛けた。女性の王燕文市長は投資説明会であいさつし、物流インフラが整備され、照明産業では中国有数のシェアを握る揚州の市当局などの投資優遇措置が得られる経済開発区の産業パークへの進出の利点を説明した。(中略)
王市長はまた、揚州は上海と南京という大きな経済圏に挟まれた地域だとしながらも、十分に発展した両経済圏とは違う持ち味があるとし、インフラと研究設備の整った広大な経済開発区や優秀な人材の存在、親日感情などをアピールした。揚州には中小企業を中心に180社の日本企業が進出しているが、総投資額は8億ドルにとどまり、同市の人民政府や経済開発区管理委員会では、産業集積が進んでいるLED、太陽エネルギーの両分野を中心とした重点産業への日本企業の進出を期待している。(2/21時事)

うーん、確かに楊州は鎮江から至近な場所にあるのだが(南京からだと決して近いとはいえない)、「上海と南京という大きな経済圏に挟まれた」は大嘘だろう。それは「無錫」。
そもそも、昆山、呉江、蘇州、いやそこも場所が足りないので無錫、常州、いや北側に出て張家港(浦項製鐵の合弁会社がある)ならわからんでもないが、楊州となると「長江の北」=「民工の排出地」でしかない。だいたい、その分際で「LED」「太陽能」が欲しいとは、どの口が抜かすか。「下の口〜」でもねぇだろうが(すげぇ下品)。