【北京３０日ロイターＥＳ＝時事】華僑向け通信社、中国新聞社（電子版）が３０日伝えたところによると、同国送電会社、中国国家電網公司に電力供給する火力発電所の石炭在庫は史上最低水準の１６５８万トンに低迷している。８５の発電所で在庫が「警戒レベル」にある。中国新聞社によると、これら８５発電所の発電容量は７５．４６ギガワットと、同国全体（７１０ギガワット）の１０％強を占める。政府筋は２８日、近年で最悪の電力危機について、政府による電気料金の抑制よりもむしろ石炭不足が大きく影響しているとの見方を示した。政府は石炭在庫の積み増しを目的に、石炭輸出の一時停止や、鉄道各社へ石炭輸送の迅速化を命じるなどの緊急対策を講じている。国内石炭在庫は現在、通常の半分未満に落ち込み、約１週間分の供給量に相当する水準となっている。
迅速な輸送といったって、同じ線路の上を動車組も特快も快速も臨客も貨物列車も走っているわけだから、どだい無理な要求。
