デジタルカメラの変遷。

中国赴任時は、ポジフィルムを現像する場所、ならびに質に問題があると考えていたので、記録用として割り切って買ったのがコニカミノルタDimageX21。これはかなり有効活用したものの、640×480サイズでないと画質が悪化し、また1万枚を超える撮影にガタがきたのか1年少々でお陀仏。


それで妻からキヤノンIXY Digital320を譲り受け、これは描写力に優れてはいたが、個体差が激しく、バッテリー寿命が恐ろしく短く(フルに充電しても液晶をつけているとすぐ電池切れ)冬場の撮影行に持参するには若干難があった。さらに2007年5月頃からは感光素子に異常が見られるようになり、2007年8月にあえなくダウン。


それで今回購入したのが、ニコンCOOLPIX L10というコンパクト機。海外市場向けに画素数を5MBまで絞っているものの、日常的に使う分には何ら問題がなく、その機動性の高さは2007年9月の山東省方面への撮影行で威力を発揮した。バッテリーも乾電池の上、数百枚撮ってもダウンせず、SDカード方式だから画像の吸出しも簡便である。難点といえば、若干軽いために安定感に欠けるのと、廉価機だから耐久性に難がある点であるが、コンパクト機は使い潰すと割り切って使ったほうがいいのだろう。


1. コニカミノルタDimageX21
最初に購入したデジタルカメラ。比較的安価だったのと、ズームが外に出ないタイプだったのでスナップ撮影には重宝したが、機構に無理があるせいか、640×480のサイズ以外は画質の荒れが目立ち、本格撮影には向かない。修理して直したものの、上述した欠点から、現在ではほとんど使用していない。


2. キヤノンIXY Digital320
二代目は妻より譲り受けたもの。登場当時はかなりハイスペックな機種で、事実、描写性能はかなりすぐれている。それなりに重量があるので、取り回し時には安定感があるものの、バッテリーが特殊な上に持ちが悪く、メモリーカードもCFなので画像吸出しが若干面倒であることが欠点といえば欠点。感光素子の異常により、現在使用不可の状況にある。


3. ニコンCOOLPIX L10
三代目は黄陂南路の「賽博広場」を回って見つけたもの。比較的安価な割には、5MBの画素数を持ち、一般的に使用する分には何ら問題はない。欠点があるとすれば、若干軽い機体のため安定感にやや欠ける(落としたり、盗られたりしても気付きづらい)点と、廉価機種のため耐久性に難があることくらい。