民間から国有に“復帰”

浙江省交通庁によると、これまで民間企業として路線バスの運行などを行っていた同省蘭溪市の「昌達公交公司」が市政府に買収されることが分かった。同社はもともと国有企業で、民営化した後、再び国有企業に“復帰”する形となり、国内では初のケースとなる。昌達公交は、2001年4月に1,468万8,000元で個人に買収され、国内初の公共交通を運営する民間企業となっていた。ただ設立後は、国有企業の浙江長風汽車運輸有限公司との“旅客争奪競争”や、労働者のストライキによって運営停止となるなど不安定な経営が続いていた。04年末時点で赤字が73 万元を超えるなど収益も思わしくなく、市民から再度国有企業化を望む声が上がっていたという。蘭溪市交通局は昌達公交とすでに再度の国有企業化について合意に達しており、今後は1,800万元前後で買収する予定となっている。買収に関して昌達公交はまだ正式なコメントを出していないが、15日付東方早報によると、これまで政府からの援助が無かったことなどに不満を述べていたという。設立時の昌達公交の資産は、800㎡の土地使用権、総面積1,933㎡の事務所ほか、バス42台、路線12本など。現在はバス70台を所有している。(1/16NNA)

市内の一般路線バスだったか、金華〜蘭溪間の路線バスだったかは失念した。あとで切符を見ればわかる。しかしなんで蘭溪。