原料枯渇は深刻なようだ=馬鋼

3日付の中国紙・経済日報(5面)によると、安徽省の鉄鋼会社の馬鋼集団控股有限公司(本社馬鞍山市)は同省巣湖市廬江県の「羅河鉄鉱」を開発し、鉄鉱石を採掘する。このほど、国務院国家発展改革委員会に認可された。投資総額は11億元で、本格稼働後は年間300万トン生産する。このうち、鉄の含有量が66%の優良鉱が98万3100トンで、硫黄を39.8%含む硫精鉱が30万6000トンだという。馬鋼集団は保有鉱山の残存埋蔵量が枯渇しつつあり、新鉱山の開発に力を入れている。(2/6時事)

硫化鉄というのは、精製の過程で多量の亜硫酸ガスが出るので、この回収処理をきちんと行えないプラントだと周辺の木々全滅という公害がもろに出るのですが。そもそも硫化鉄をベースに製鉄をする段階で「資源枯渇」以外の何物でもないわけで。