削ってもタダ券3万枚

26日付の上海紙・新聞晩報(A12面)によると、北京市にも近い河北省の霧霊山国家級自然保護区では、地位や職権を利用して無料で入場する当局や共産党の幹部が後を絶たず、ただでさえ赤字で苦しい経営に追い打ちを掛けている。自然保護区の管理部門では無料で配布する地元幹部用の入場券を年間3万枚に抑えるなど、有料入場者の増加に努めているが、既得権益がなくなったことへの反発から露骨な嫌がらせを受けることもあるという。
この自然保護区の入場料は1人当たり91元。中国の観光施設としてはちょっと高めなこともあってか、幹部用タダ券での入場組のほか、「検査」を名目にした当局者や、入り口でフリーパスを求める幹部などがひっきりなしだという。ある年には、地元電力部門の普通の職員が仲間を連れて来訪。無料入場を断ったところ、自然保護区への電力供給をストップし、保護区の施設はもちろん、域内のホテルやレストラン、関連施設がすべてダウンするトラブルに発展したという。この騒ぎは同地を管轄する省直轄市のトップに直訴し、ようやく収まったが、その際には方々の関係者の機嫌を損ねる結果になったという。(9/29時事)

前にも同じような話がありましたが、金を積むなら電力局(ヲイ