内蒙古、東北の資源基地へ開発加速

内蒙古自治区は、今後5年間で“東北地区のエネルギー後備基地”として石油、石炭、電力などの資源開発を加速する。中国政府は今年10月をめどに東北振興の総合指針「東北地区振興規画」をまとめ、内蒙古東部を東北振興に組み込む方針で、東北の経済発展を支える資源庫として同地域の役割が強化されることになる。25日付新華社電が伝えた。東北振興に組み込まれる内蒙古東部地区は、呼倫貝爾市、興安盟、通遼市、赤峰市、錫林格爾盟の各市・盟。総面積は自治区全体の56.2%に当たる66万5,000平方kmに及ぶ。同地域には石油10億t、石炭909億tが埋まっているとされ、人口1人当たりの水資源も全国平均の1.6倍と豊富だ。第11次5年計画(2006〜10年)では、勝利、白音華、伊敏などの大型炭鉱を開発し、同地域の石炭生産能力を自治区全体の45%に引き上げる。炭鉱と連動した火力発電所プロジェクトを進め、電力を東北3省に供給するため、伊敏〜瀋陽、霍林河〜遼寧、烏蘭浩特〜吉林などの送電線建設にも力を入れる計画だ。(9/27NNA)

「エネルギー後備基地」というよりは「収奪」としか映らないんですが。これでますます中蒙間の民族感情が悪化するに500ペソ。