「民営」上場企業なんてあるのか?

【上海20日時事】20日付上海証券報によると、中国国内の民営上場企業の業績は、当局を背景とした公有企業に大きく引き離されている。上海証券取引所研究センターが同証取に上場する民営21社を対象にまとめたリポートでは、2004年の民営企業の加重平均総資産利益率は2.30%で、全上場企業(9.57%)の4分の1に過ぎなかった。1株当たりの利益は0.06元で、やはり全企業(0.26元)を大きく下回っている。上場時の形態別で見ると、通常の株式公開手続きを踏んだ企業の業績は相対的に良好。加重平均の総資産利益率が4.68%、1株当たり利益が0.13元となっている。半面、既存上場会社の経営権を握り、事業資産を組み込む形の「裏口上場」企業は芳しくない。加重平均の総資産利益率はマイナス3.35%で、1株当たり0.06元の損失となっている。同リポートは裏口上場企業の不振について、「合併」企業の経営の難しさなどとともに、裏口上場の動機に株価操作など不純な狙いが隠されているケースがあるためだと指摘している。(10/21時事)

というか中国の上場企業の株式公開、不純な狙い以外に何があるというのか。