「観念的な題目は捨ててしまえ」

http://president.jp/articles/-/7181?page=3

「シナリオ骨法十箇条」のその十の「オダイモク」のところでも、実際にドラマを書き進めるうちに湧き上がってくるテーマと、最初に決めたテーマに差異が生じたら、そのときは最初に考えた観念的なテーマを捨てよ、と笠原は言っている、書くことを通じてつかんだテーマのほうが、血が通っているものだからだ。

「御題目」はしょせん御題目であり、書いていてしっくりこないときはそれを捨てないと先に進まない (これは仕事も同じで、観念的な指示を出されても自分の頭で考えぬいた上で組み立てないと形にならない)。これは何事も同じで、特に創作はその傾向が強いのだが、最初の取っ掛かりから組んでいくとなんだか総花的で散漫な印象を受けることがあるので、それを分解して必要な物だけ残す作業が必要になる。

オチがなくなってしまった