「ないこと証明(悪魔の証明)」ではないが

これだけの資料をかき集めて何がしたいかというと、要は今まで書いてきたことについてのさらなる裏付けを図ること。特に小骨が喉に引っかかるような、微妙に気になるところについては、様々な文献を重ねあわせていかないとおそらく正しい内容は見えてこない。
幸い、今回は「OSK満洲公演」について肥田皓三氏も言及していないことと、大阪公演の「春のおどり」をそのまま満洲公演に持って行ったことが判明したが(当時の新聞の写しはあまりにも読みづらくて、筆写した内容の誤りをただせたのも大きい)、それ以外は様々な案件の基礎資料としての位置づけにすぎない。それもどこまで使いきれるかどうかはわからないが、裏取りの一部に使うことができるかも、という程度のもの。あまり気合を入れて臨んでも空回りするだけなので、そのくらいのスタンスで気長にやっていくしかない。