「まだだ!まだ終わらんよ!」中国貨車道地獄変。


「中国貨車論叢I〜III」をつくってみて、さすがにこんなものをよく3つも書いたと思う。ただしそれは中国を研究対象としている読者を前提としており、購入者の99%が男性という状況は打開できないということを感じた。今回(C83)の女性来訪客はほぼフォロワーさんだけだったし あんなガチな本を売りつけてええのかという自責の念も少しあるw
そこで、次回は少し市場開拓を図るため、女性にも読んでもらえるような「入門書」を書いたほうがよいのではないかと考えている。「鉄島」の半数は女性(主に擬人化)だし、そもそもコミケの本流は女性からはじまっているのだ。というわけで「中国貨車入門」の構想を考えてみた。あらましはこちら。従来の「白書」流の硬派な表紙から脱却し、絵師さんにカットを依頼することを検討しており、文体も平易かつ簡潔なものとする。総頁数も32頁前後の「薄い本」を目指し、内容も絞り込んで頒価も下げる。

・ まえがき
(1) 中国鉄道のあらまし
・ 中国鉄道と貨物輸送
・ どんなものを運ぶんでいるの
・ どんな種類の貨車があるの
・ 日中の鉄道貨物の違い
(2) よく見かける貨車
・ 無蓋車=敞車 C64K/C70
・ 有蓋車=棚車 P64K/P70
・ タンク車=罐車 G60K/GQ70
・ 長物車=平車 NX17AK
・ コンテナ車=集装箱車 X6K
(3) 中国貨車の歴史と展望
(戦前〜大戦期、戦後〜1980年代、1990年代〜現在と今後の展望)
・ 既刊紹介
・ あとがき