第61次打通作戦始末記(杭玻のその後)


2007年2月に杭州玻璃廠が無煙化されてからついぞ6年近く訪問していなかった。





今回、滬杭高速鉄路乗車のために杭州まで久々に足を伸ばしてみた。Google Earthでこの近辺は再開発がされていたことは事前に把握していたが、実際に訪問してみたら見事なまでに何もなかった。すでに工場は操業を止めており、かつて機務段があったあたりは壁で塞がれている。専用線も辛うじて鉄鋼ヤードまでは現役で使用されているものの、DLの姿は見ず。杭州鋼鉄に転籍した可能性が高いのだろうが、詳細は不明。これで上海地域の蒸機のうち、専用線自体が廃止されたケースは鎮江焦化廠・上海五鋼・南京瑞基鋼鉄に次いで4例目。南京栖霞水泥・寿昌鉄合金廠も廃止の可能性が高いと考えられ、産業構造の転換により製造業自体の地位が急激に低下している事実を目の当たりにした。