「本社機能」は怠け者くらいが丁度いい。

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本当に優秀な本社機能は、余計なことをしないことである。更に言えば、役員の思い(つき)を単発に押し留めることにある。ダメな本社機能は、役員の思いつきをそのまま実現しようとする組織。

10年以上前に決算作業その他諸々で酷使され、常々考えていたのがこれ。自分は本社・支店(あるいは海外)を経験しており、上の思いつきで余計な資料を作らされることへの反発を感じていたし、また本社の立場で様々な事柄を依頼して余計な反発を食らう経験もしているから、そう感じた次第。本当に必要なことであれば、理詰めで(何と言われようと)押し切るほかない。事実、会計制度が変われば否応無しに取り組まなければならない。
問題なのは、その「思い(つき)」がどれほど重要なのかという点。たしかに、そういう指標を取る必要性があるのはわかっても、それを継続的に取るとなると各署における負荷が比例級数的に増大するのである。それをどうにか押しとどめようと取り組んでいるのだが。今日はあまりの膨大なデータに圧倒され積み残したけど。システム化すれば余計なコストはかかるし、その資料が増えるだけで関係各所の手間は増大するので、如何に自分の手許で食い止めるかというのが、何しろ難しい。
「組織なんだから、業務命令には従うべきだ」それは、命令が正しいことが大前提であって、間違った方向性を示す命令は誰かが食い止めなければならない。上司がまともであればそこでどうにかしてくれるのだが、上司も「思いつき」を受けてそのまま実現しようとすると、どういうことになるかは書くまでもない。