「日本製750mm蒸機の魔改造」>「上游型」

鉄道車両輸出史を調べていく中で、蒸機輸出推移を追ってみると面白いことがわかる。
朝鮮戦争関連とか、蘇聯向け輸出については既に語り尽くされているし、印度向け案件も当時の記事を持っているのでこれは簡単にまとめられるから意外に面白くない。でもって、一番とんでもないのが、亜国(フォークランド紛争箇所近くの南の果て)に輸出された750mm蒸機に「ガス化燃焼システム」を付けたらナローなのに1,200馬力を誇る強力機となってしまったというオチ。1959年〜1997年まで本来の用途である石炭輸送に専念し続け、最後まで実用機であったところが凄い。動態復活プロジェクトが進行中らしいが、その性能を持て余すこと必至。