「江南の蒸機とその後」

(紹興〜漓渚 2006.11.05)
個人的に一番書きたいのは「江南の蒸機とその後」である。紹興漓渚専用鉄路はこの地域の路線の中では一番趣きのある場所を走る路線で(景色の良さと撮り易さは反比例する)、何度出向いたことだろうか。最後に出向いたのが5年前なのだが、まだND2は健在だろうか。
この地域の蒸機路線は9箇所回ったのだが、そのうち6箇所は産業構造の変化により廃止されている。上海五鋼、鎮江焦化廠、南京瑞基鋼鉄、栖霞山水泥廠*1杭州玻璃廠、横山鉄合金廠が消えており、盛業中なのは鎮江船山、紹興漓渚、蘭渓(渓西)の3箇所のみという状況。他にも数え上げたらきりはないのだが、この10年で大きく変わったものだと感じる

*1:電化ナローは健在。国鉄栖霞山北站から燃料炭を搬入する路線だが稼働率は低かった。