おそロシアな「電機」やらないか

郵送請求資料到着。今回の「III」に直接関連するものはあまり多くないが、今後の展開に備えて資料の読み込みを行う。実は蘇聯向け輸出車両についてはすでにRP2002/1(No.712)で服部朗宏氏が「東西冷戦期に海を渡ったソ連向け輸出車両たち」という記事が存在するのだが、さすがに85tELについてはその詳細を明らかにできてはいない。ただし「鉄道車両」でない形であれば輸出の痕跡は存在する。東芝レビュー1975/2「東芝鉄道車両の輸出」に「ソ連海軍省(ウランゲル港湾局)」*1向けに144t石炭ヤード用遠隔操縦式ELを納入した記録が存在するからである。日本鉄道車両輸出組合報の貿易統計において、蘇聯(露西亜)向けELの輸出は前述の85tELのみであり、表に出ない形であればこういうものも多々存在する可能性がある。もっとも現車が存在するかどうかはあやしいし、下手に立ち入れば
「百貨店子供の世界の隣のものですが」アッー!となるw*2
このあたりかなわからん 42.754875,133.078959

*1:ВОСТОЧНЫЙ:ボストーチヌイ港。日ソ経済協力により建設された港湾。ナホトカ港の対岸。http://eneken.ieej.or.jp/data/pdf/1089.pdf

*2:つまりは「КГБ」。ПУТИНさんの出身地。