第56次打通作戦(上海世博)

岳父から世博門票を頂いたので行くことになった。
バスを乗り継ぎ世博会場に到着(写真は入口ではないが)。

10時前だというのにあまりの人の多さに頭がクラクラしそうだ。なおかつ、もうこの時間でどこもかしこも大行列なのはわかっていたので、立陶苑、克羅地亜、安哥拉という微妙なところから入り、盧森堡経由で輪渡(渡船)で対岸に渡り、中国鉄路館を目指す。

国鉄路館は、他の中国産業館に比べると行列も少なく意外に穴場。中に入って大秦線の説明を眺める。
「EL重連+80t積貨車x105両+EL重連+80t積貨車x105両」という編成が行き来する大秦線は、ある意味中国鉄路の技術を総結集した感がある。そもそも北朝鮮の「100t貨車」の原型の路線でもあるわけだし。こんなのを興味深く眺めている人間は、自分以外に誰もいない。

トレインシュミレーター。これは京津高速鉄路のCRH3がモデルか。
下で休憩。土産物の中で一番リーズナブルなのは上海鉄路局の時刻表(5元)。
食堂車を模した休憩所では、おっさんが服務員相手に怒鳴りまくっていた。
少しここで休憩してから、さてどこを回ろうかと思うが、日本産業館の4時間待ち、石油館の6時間待ちとか尋常ではない待ち時間。城市未来館(テーマ館)を回るがまさかここで「継続可能な発展」という懐かしい文句を見るとは思わなかった。1990年代に大学専門3類で出てきたテーゼではないか。見た目だけは派手だが、内容は極めてまとも。バスで川を渡る。

今度は反米国家めぐりということで、伊朗と朝鮮。伊朗館の2Fでは絨毯をこれ以上ないボッタ度2000%の値段で売っていた。流石、世界最強最悪と謳われた伊斯蘭商人だけのことはある。
朝鮮館は、主体思想塔のミニチュアが。売店では当然ながら「著作集」も売っていたが、何しろこの服務員のやる気のなさは凄まじい。国旗バッジを15元で購入。
蒙古館では「DOMOG」の生演奏。吉爾吉斯坦、摩洛哥館を回って中国国家館に行くが予約制で飛び込みでは入れない。あまりの暑さに少し休憩。中国館周辺では数百人の観光客が疲れはててヘタっている。
時間もあまりないので、今度は欧州地域攻め。
捷克館でビール2杯を一気に飲み干す、

誰が書いたのだろうか、海宝の絵が楽しい。斯洛伐克館にて。
斯洛伐克館、葡萄牙館と駆け足で見て回って、13号線〜9号線〜1号線経由で上海南站経由で帰投する。