中国貨車論叢(続)

http://d.hatena.ne.jp/SY1698/20100614/ の続き。
今のところ、3つ構想。1つはだいたいできた。

(1)「中国に輸出された日本製貨車」
(2)「中国貨車における荷重と塗料の発展」
(3)「北朝鮮『常識はずれの100トン貨車』とは何か」

(1):50年史で加盟企業と地域別輸出実績から逆算して、1990年以前の季報をひっ探してみたら、1985年の輸出組合報に写真が出ていた。意外に簡単にまとまってしまった。
(2):もう少し翻訳をきっちりとした段階でまとめてみる。C80の写真が欲しいところだが、そのために秦皇島まで出向くのは正直きつい。暇もないが、それ以前に金もない。
(3):原文(金日成著作集40)まで当たってみたのはいいが、著作権の壁に阻まれ全文コピーができず。ただし、1980年の輸出組合報で対中ODAの話が出ており、それとの関連もさせたところでもう少しうまくまとめてみたい。一番課題となるのが、C5Dの製造時期との兼ね合いだが、C5Dでさえ登場時期は1990年代。「100t」の論拠は、やはり大秦線の当初構想(総荷重100t×100両=10,000t列車)によるものなのだろう。ただし、中国でも1987年当時登場していなかった貨車をどうやって模倣したのだろうか。「120t罐車」については、露西亜のタンク車をベースとしたのだろうが、詳細は不明。
(備忘録)
http://www.zgtlhy.com/hyzn/ShowClass.asp?ClassID=23
(備忘録2)円借款実績
http://www.jica.go.jp/activities/evaluation/oda_loan/after/2002/
こちらに大秦線関係の記事がある。(PDF化)
ちなみに、秦皇島埠頭整備(1〜5期)はこれ。DL7両は紐付。(PDF化)