液化技術のあてはあるのか。

黒竜江省は今後、炭鉱で産出する炭層ガスの開発、利用を加速する。2010年に鶴崗、鶏西、双鴨山、七台河、綏浜、依蘭の6鉱区で小型井戸による年産量を2,160 万立方メートル、廃鉱や生産中の炭鉱からの年間抽出量を1億立方メートルとし、都市ガスとして15 万世帯へ供給するほか、ガス発電所を3基建設する計画。20年にはさらに生産量を拡大し、30万世帯と発電所6基への供給を目指す。同省では現在、鶴崗で炭層ガスの実用化が始まっているが、大規模な開発はこれから。炭層ガスは炭鉱爆発の原因ともなり、抽出して都市ガスや発電燃料とすることで、炭鉱作業の安全性改善と資源の有効利用、さらには大気中への排出による汚染防止という“一石三鳥”の効果があると期待される。13日付黒竜江日報が伝えた。(8/14NNA)

露天掘りではない炭鉱では、昔から「炭層ガス」の処理が問題となっているのだが、簡単に抽出できるものなら苦労はしない。どこかで液化のプロセスを踏んで、留分の抽出などの過程を行わなければ、都市ガスへの転用はできないだろう。