「四書全書」の再現か。

22日付の中国紙・光明日報(1、3面)によると、中国で編纂・出版中の類書『中華大典』について、工作委員会主任を兼任する新聞出版総署の竜新民署長はこのほど、2010年までに全巻の出版を完了させると表明した。完成すれば最大規模の類書となる。類書とは、既存の重要文献の記載をカテゴリー別にまとめたもの。同大典の編集作業は1992年に開始。先秦時代から1911年の辛亥革命までの文献2万種以上を収集する。清代の1725年に完成し、現在のところ最大規模の『古今図書集成』を基に23の「典」に分類。既に文学、医薬衛生、歴史地理の3典の出版が完了している。竜署長は、海外に保管されている資料など、これまでの類書で使われなかった資料も活用するほか、版本学
や考古学の最新成果を盛り込むとし、同大典への自信を示した。(6/29時事)

とりあえず辛亥革命までで留まるんですな。まあそれ以後の記録を編纂したところで、史学的に認められない可能性が高いため、そこまでに留めた小心さだけは褒めておこう。これを現代まで手を広げれば「四書全書」の再現(詳しくはこちらをお読み下さい。すでにネット上では実現しようとしているみたいだが)となるわけで。