環境保護局職員が製油所経営

13日付の中国紙・京華時報(A15面)によると、中国浙江省環境保護局職員が経営する地下製油所が深刻な汚染を引き起こしていたことが分かった。この製油所は2月に生産停止命令が出され、職員は解雇された。この製油所は温州市永嘉県橋下鎮金蘭村に位置。昨年7月末に登録された。法人代表は県環境保護局環境科学設計研究所で働いていた潘智化氏。村民は反発したが、製油所は9月に操業を開始した。村民によると、既に7月の建設段階で自然破壊が始まっており、土壌が汚染され水が飲めなくなったほか、木が次々に枯れ、周囲には悪臭が立ちこめた。また特産の山桃は大幅に減産。川の生物も全滅した。環境保護局の説明によると、潘氏による製油所経営を同局が知ったのは最近だという。今年2月20日、同局は生産停止と罰金5000万元の支払いを命じたが、操業はその後1カ月続けられた。(4/19時事)

共産党幹部自ら炭鑛を経営してみたりする国だからねぇ。環境保護局員が環境汚染に寄与する製油所、おそらく廃油に硫酸を混ぜて密造軽油でも作っていたのかも知れぬが*1。多分硫酸ピッチでも川に撒いていたのか。

*1:日本ではこの手の実例があまりにも多すぎて…