過剰な製油所を「転売」前提?

新日本石油は7日、中国の石油元売り大手、中国石油天然ガス集団(中石油=CNPC)との間で、大阪精油所の合弁化に向け合意に達したと発表した。大阪精油所をアジア市場輸出向けの精油所とすることで、中石油のマーケティング能力との相乗効果を図るのが狙い。国内の過剰設備対策も兼ねるという。新日石の精製子会社が大阪府高石市保有する既存精油所を、合弁に移行させる計画だ。出資比率は新日石51%、中石油が49%。新日石は「原油価格高騰、環境規制強化で国内需要の大幅な減少が見込まれる」と、設備の輸出向け転換の意図を説明。アジア太平洋での需要は増加しており、ビジネスチャンスは拡大する、と中長期戦略の一貫であるとしている。新日石と中石油は2004 年に受託精製契約を締結。パートナー関係を構築してきた。

旧興亜石油大阪製油所といえばお分かりだろうか。
日本国内のマーケットが細っており、海外からの受託精製で息を繋いでいる有様では、こういう形で精油所の整理を行うことも出てくるのかも知れぬ。もしくは、微妙なところで「沖縄石油精製」とか。