多分ペルーに連行されたら死刑判決だな。

サンパウロ7日時事】日本を出国し、チリ入りしたフジモリ元ペルー大統領(67)は7日午前1時30分、滞在していたチリの首都サンティアゴ市内のホテルでペルー政府の要請を受けたチリ警察に身柄を拘束された。同氏は6日午後、チリに到着したばかりだった。チリ外務省は7日、声明を出し、拘束の事実を確認するとともに「政治的問題ではない」と述べ、純粋な司法手続きの問題として処理する考えを強調した。フジモリ氏日本国籍を持ち、邦人保護の対象となるため、現地の日本大使館が詳細の確認を急いでいる。フジモリ氏は大統領時代(1990−2000年)の殺人、汚職などの罪でペルー当局から刑事訴追され、日本で5年にわたり事実上の亡命生活を送っていた。スペイン通信(EFE)によると、ペルーのマウルトゥア外相は同国のラジオ放送RPPに対し、フジモリ氏サンティアゴのマリオット・ホテルから連行され、同市内の警察学校で拘束されていると語った。拘束はペルー政府の要請を審査したチリ最高裁判所の許可を受けて行われた。ペルー政府から同氏の国際手配を受けていた国
際刑事警察機構(ICPO)によれば、フジモリ氏は拘束の際、特に抵抗せず、平静だったという。チリ当局によると、ペルーへの身柄引き渡しの可否が判断されるまで拘束が続く可能性がある。
同氏は大統領復帰の夢を捨てず、来年4月のペルー大統領選出馬に意欲を表明。ペルー帰国の道を探るため、日本時間6日にチャーター機で極秘裏に日本を出国し、メキシコ経由でチリ入りした。これを受けてペルー政府は、チリ政府に対し同氏の拘束を求めていた。

この状況では帰国すれば何が何でも理由をつけて死刑判決にされるのは当人も分かっていると思うのだが、何を帰国に駆り立てたのか。謎だ。