台湾新幹線、開業を1年延期

台北8日時事】日本の新幹線システムを採用し、台北〜高雄間(約345km)を1時間半で結ぶ台湾高速鉄道について、事業主体の台湾高速鉄路は8日、今年10月末に予定されていた開業を1年延期すると発表した。新幹線技術の中心部分である機電システムの工事の遅れが主な原因。台湾新幹線は日本が新幹線技術を初めて海外に輸出するプロジェクト。今年1月から南部の一部区間(60km)で試験走行が始まり、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」を原型とした車両が最高時速300km/hを目指して試運転を続けている。しかし、工事の遅れに加え、事業の先行きに不安を持つ企業、銀行からの資金調達も難航している。台湾新幹線は当初、独仏の企業連合が受注。その後、三井物産川崎重工業など日本連合が逆転落札した。機電システムは日本連合が請け負っている。

海外プロジェクトなんて1年くらいの遅延は当たり前。もし大陸に新幹線を持っていったと思うと(汗