あとは現地での移動手段をどうするか、荷物の事前整理など。移動手段はほぼ固まっており、初日は書籍調達を中心に、2〜3日目は現地で撮影行、4日目は博物館見学後帰投予定という手筈。問題は3〜4日目に余計な電話ないしはメールが入ってくるか否か。いっそのこと連絡手段を絶ってやろうかとも思ったが、そこまでやるのは大人気ない。
「歴史に新解釈を重ねる」大野歌劇の真骨頂。
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2012/02/03
- メディア: 雑誌
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パンフレットを読めばわかるが(前作の「記者と皇帝」もそうだが)、登場人物に対する(異常に)細かい注釈と設定には定評があり、その力の入れ具合が大野作品の醍醐味である。脚本は次号の「ル・サンク」を待つことにしよう。
一般的に「王位を賭けた恋」と言われるエドワード8世退位事件だが(ちなみに弟は「英国王のスピーチ」ジョージ6世)、晩年は夫婦仲も冷え込んでいたと言われているものの、そうした近年の研究を最大に盛り込みつつ、極めて独創的な作品に仕上げている。それは「ロシアン・ブルー魔女への鉄槌」「記者と皇帝」で定評があるのだが(登場人物がマニアックなのも同様)、期待どおりの作品となっていた。歴史を学ぶことが面白くなる一品。
あと「Misty Station」は演出上色々な非難も受けるだろうと思ったが(特に保守的傾向の強い客層を考えればなおのこと)、退団予定者に花を持たせたいという強烈な意志は感じ取れた。特に彩星りおんのエトワールは必聴。今回で退団とは勿体ない。東上したときにもう一度見に行けるかどうか気になるところだが、発売当日で「售完」となることは必定なので、縁があればという程度に考えている。