- 作者: 東村アキコ
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 東村アキコ
- 出版社/メーカー: 講談社
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というわけで発注していたこれがやってきた。ガチで殺しにかかっているとしか言いようのない毒にまみれているし、これ巻末の番外編が読んでるだけでヒリヒリしそうなブツで、いくらおれが天性の闇掘削機といえども、これをネタにするのは重すぎる。だいたい、不倫にセカンドとか男のほうがクズじゃん! ぼくにはこんな世界はわからないよ!
髪の毛を巻き巻きにしてショールを羽織っていたのが、ある峠を越すとそんなものすらまとわなくなっていく心理上の変化を表した画面 (5巻 p.103) の表現は秀逸だし、女性同士の婉曲的表現への批判はまさにこの頁 (5巻 p.114) に現れている。これこそがアラサーアラフォー女子の特徴でもありいやらしさでもあるのだが。
ただし、これは別の意味で「応援歌」なのかもしれないと感じたのは、連載中の作品だからというのもあるのだけど、徐々に伏線が貼られつつあるというのは細かく読んでいけば見えてくる。第6巻以後にどういう流れとなるか期待したい