この杯は過ぎ去ってくれるのか

どちらにしろ、なかなか早く帰れないし、疲れも溜まるわ色々あって、わたしのソウルジェムは時折狂ったような濁り具合を見せることがある。仕事に没頭することで救われることもあるし、かえって仕事が手に付かなくなることもある。

人間は機械ではないので、そういうときは黙ってそれが過ぎるのを待つのみ。特にこの何ヶ月かそれがひどくなってきたような気がする。仕事の判断は経験則で捌けるが、未経験の事態ほど対処に苦しむ。たいがいのことは経験してきたつもりだが、わからないことには人は無力である。気づかなければよかったのだ、いやいつか誰かが手を染めなければならないとはいえ、自分にそれができる力量があったのか