頭痛がいたい的ななにか (2)

その前兆は8月半ばくらいからあったのかもしれないが、少なくともわたしの心身がおかしくなりつつあるのを自覚したのは間違いなく9月中旬あたりだった。それからの私は迷走月歩を続けている。会話の決して多いとはいえない日常と睡眠不足が、わたしの思考力を徐々に蝕んでいるように思える。むしろ、今までは倦んでしかたなかった子供との会話が、なんとか私を正気に保つ源泉であり、また今まで何のありがたみも感じなかった花の存在に気づいてしまったことが、日々わたしを狂わせているのだ