「洞察」なき「思い」は単なる「思い込み」。

今凄い事実に気づいた。
ダメなトップというのは、えてして自分の決断を即結果に求めようとする。これは金日成もそうだし菅直人もそうなのだが、「事実の洞察」がないままに自分の「思い」を基にして指示を出すから、周囲が混乱するのであって、そこで担当者を斬首すればいいという問題ではない。
「指示」とは「組織体」を動かすのだから、そこには徹底した事実の分析と其れに基づいた洞察が必要である。「思い」が必要であるというのも一種の側面ではあるが、前述した洞察がなければそれは単なる「思い込み」いや「妄想」と一言のもとに片付けるべきであろう。それを「組織だから仕方がない」と言ってしまうことがそれこそ「一億総懺悔」論の最たるものであり、組織を滅亡させる根源とも言える。